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来週を考える|The Week Ahead 日本:量的引き締め2024年6月21日(金)配信号
日本銀行は6月の金融政策決定会合(MPM)で、無担保コール翌日物金利の誘導目標を0~0.1%で据え置くことを決定しました。この決定は予想通りでしたが、予想外だったのは、近いうちに国債買い入れペースを落とすと発表したことでした。
この発表は、日本における量的引き締め(QT)プロセスの始まりと見ることができると考えます。
日銀は、この計画の狙いは国債購入額を減らして「金融市場において長期金利がより自由に形成されるようにする」ことにあると述べました。この計画は債券市場に配慮した形で公表されたように見受けられ、日銀は市場の意見を確認した後に、7月の会合で今後1~2年の減額幅を発表する予定です。
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