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フレックスストーン・パートナーズ 適切な“ハンズオン”を通じて絶対的なリターンを追求するPE戦略
中小型プライベートエクイティへの投資に特化した運用会社フレックスストーン・パートナーズ。来日した同社のマネージング・パートナーのエリック・デラム氏とナイティン・グプタ氏に、近年の同アセットクラスの運用環境や注目ポイントなどを聞いた。
PE全体へのエクスポージャーを均等化
長期的なプライベートエクイティ(PE)の運用環境についてどのように見ているか。
デラム 現在、PEには大量の投資資金が集まっている。これ以上の成長余地はないのではと懸念する声も聞かれるくらいだ。しかし我々は、PE市場を取り巻く好ましい投資環境は継続するとともに今後も長期的に成長していくとみている。その理由はいくつかある。
まず、世界中の企業の8~9割は非上場のプライベート企業である。PE市場は確かに過去30年間でかなりの規模まで成長してきたが、世界中にあるプライベート企業の数を思えば、まだまだ投資対象としてのアップサイドがあると考える。
さらに上場株式市場が特定の銘柄への“集中状態”にあることが、今後も機関投資家の関心をPE市場に向かわせるとみている。上場株式市場は、マグニフィセントセブンのような一部の銘柄にパフォーマンスが左右される状況だ。機関投資家の観点から、より分散を効かせたポートフォリオを構築したいと考えたとき、プライベート市場の多様性が魅力に映るのだ。
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