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真砂二郎の年金運用日記 長期経済停滞からの脱出は可能か株価の最高値更新はなるか
現役の企業年金基金の運用担当者である真砂二郎氏が、日々の運用業務で思ったことをつれづれなるままに書いた「真砂二郎の年金運用日記」。今回は、「日本が長期停滞を脱するには」をテーマに語ります。
長期停滞論の見落としているピース
日本経済の長期停滞論がささやかれてから久しい。もうすぐG7(主要7カ国首脳会議)開催、そして総選挙かという大きな政治の季節を迎えようとしている。各政党あるいは候補者は、どのような日本経済の未来図を見せてくれるのだろうか。
長期停滞は大きな流れで見た場合、バブルがはじけたところから始まっていると考えて良いだろう。その当時の株価(日経平均株価の最高値である3万8915円、1989年12月29日時点)を取り戻していないのは主要先進国の中では日本だけである。
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