『J-MONEY』の「東京外国為替市場調査」は、今年で31回目を迎えた。現在の市場の実情をより反映させるため、金融法人と事業法人の両部門では8つのサービスカテゴリー別のアワード形式で、外国為替証拠金取引会社部門ではスポットサービス提供先の項目別に集計・ランキングした。総合評価では、迅速な対応など高い組織力を指名理由に挙げる声が多かった三菱UFJフィナンシャル・グループが16年連続で1位となった。(柴田哲也)
「金額加算」はUBSが初のトップ
第31回東京外国為替市場調査には、事業法人58社・機関、金融法人69社・機関、外国為替証拠金取引会社12社の計139社・機関が参加した。
各回答者が、順位付け(1~5位)して選んだ複数の金融機関を規定ポイントで加算し、計算した「総合評価ランキング」は、昨年に続き三菱UFJフィナンシャル・グループが1位だった。2位はみずほフィナンシャルグループ、3位にはJPモルガン・チェース銀行が入った。上位3社に外資系がランクインするのは、2013年以来8年ぶりだ。
「金額加算ランキング」は、回答者による金融機関の順位付けを、月間平均取引金額(10億円未満、100億円未満、500億円未満、1000億円未満、1000億円以上の5段階)に応じて配点、計算したものだ。2010年スタートの同ランキングでは、UBSが初めてトップになった。
企業間競争の激しい外国為替証拠金取引部門の「ECN/マルチバンク」では、FXSpotStreamが大差で5連覇を飾った。
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