2025年のベストディールを表彰する「ディール・オブ・ザ・イヤー」。金額規模や執行業務の鮮やかさ、資本市場に与えた影響といった点を基準に、全9カテゴリーからベストディールを選定した。
※データはディールロジック提供 ※対象となる案件はすべて公表ベース ※各案件名、社名および概要をまとめた囲み内の社名の並びは、ディールロジックのデータと各種データを基に編集部作成(一部順不同を含む) ※記載金額は端数を切り捨て
M&A部門
ベストM&Aディール(OUT-IN)
ヤゲオによる芝浦電子の買収

台湾の電子部品大手ヤゲオによる芝浦電子の買収は、対日M&Aの中でも異例の展開をたどった案件として市場の注目を集めた。ヤゲオは2025年2月、温度センサー大手である芝浦電子に対し同意なき買収を公表し、その後の交渉を経て同年10月にTOB(株式公開買付け)が成立。応募株式数は87.33%、買付総額は約1086億円に達し、当年の対日M&Aとしても指折りの規模となった。
取引過程では、外為法に基づく政府承認の取得が必要になったほか、ミネベアミツミが対抗公開買付けを実施するなど、交渉は複雑な展開をたどった。紆余曲折の中、ヤゲオが買付価格を1株7130円まで引き上げ、芝浦電子との対話を真摯に継続したことで芝浦電子経営陣が賛同に転じ、同意なき買収が友好的TOBへと転換する結果となり、こうした逆転劇の経緯も含めて、本取引は大きな注目を集めた。
■2025年の主なディール

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