SOMPOアセットマネジメント 金利と地政学の両リスクに対応可能な短期ローンをベースにした流動性のある「トレードファイナンス戦略」ホライゾン・キャピタルCEO セバスチャン・マックス氏に聞く
米国が利下げ局面に入ると、スプレッド(上乗せ金利)狙いの従来型のデット戦略ではこれまでと同水準のリターンの確保が難しくなる。そこで注目度が高まっているのが、SOMPOアセットマネジメントが提案するオルタナティブ・クレジット投資の一つ「トレードファイナンス」だ。同社は、スイス拠点でトレードファイナンスに特化した運用会社ホライゾン・キャピタルAGがアドバイザーを務める戦略に投資する適格機関投資家私募投資信託を通じて、短期ローンを軸にした金利と地政学の両リスクに対応する運用戦略を機関投資家に提案している。2025年10月3日、来日したホライゾン・キャピタルの最高経営責任者のセバスチャン・マックス氏とマネージング・ディレクターの後藤光喜氏がJ-MONEYの取材に応じた。

ホライゾン・キャピタル
最高経営責任者
セバスチャン・マックス氏
マネージング・ディレクター
後藤 光喜氏
貿易取引の資金需要をオルタナティブ資産化。スプレッドをボトムアップで積み上げる
これからの相場を見通す上で、投資家がまず意識しなければならないのが金利変動リスクだ。将来的に金利が低下すると、これまで確保できていたスプレッド(上乗せ利回り)の維持が難しくなるかもしれない。

こうした中で、ホライゾン・キャピタル 最高経営責任者のセバスチャン・マックス氏は次のように語る。「FRBの利下げによりSOFR(米国短期金利の基準)は下がったが、当社のトレードファイナンス戦略が設定するスプレッドは変わらない。投資家にとっての“相対的な魅力”は保たれる。加えて、日本の投資家の場合、円金利との金利差が縮小し、為替ヘッジコストが下がるため、むしろ海外デッド戦略の投資環境は改善する面もある」
ホライゾン・キャピタルはスイスに拠点を置く独立系の資産運用会社だ。欧州や中東、アジアを中心に運用拠点を展開。アドバイザーとして関与する総運用資産は23億米ドルに達し、そのうち約8割に相当する18億ドルがトレードファイナンス戦略である。
トレードファイナンスとは、企業間の貿易取引の各段階――生産、輸送、保管、販売、決済――で発生する資金需要を支える金融手法の総称だ。商品の在庫や船荷証券、保険契約といったトレードファイナンスを担保に戦略が資金を提供。機関投資家は相対的に高い利回りが期待できるオルタナティブ資産として、様々なトレードファイナンスで構成されている戦略に資金を投じる。
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