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J-MONEYカンファレンス「いまこそ探求するネクストアセット 〜不確実性増す運用環境下の次なる選択肢〜」 【パネルディスカッション】いま企業年金が悩み、求めていること〜ラッセル・J-MONEY共同調査を読み解く〜
J-MONEYカンファレンス「いまこそ探求するネクストアセット 〜不確実性増す運用環境下の次なる選択肢〜」が2025年11月26日、東京・日本橋のベルサール東京日本橋で開催された。ラッセル・インベストメントの谷口和歌子氏、高橋克典氏、そしてJ-MONEY論説委員の阿部圭介氏ら3名が登壇した当日のパネルディスカッションの概要をお伝えする。
管理体制
管理の「形」は整っているが運用知識の確保・向上に課題
阿部 今、企業年金を取り巻く環境は「内」も「外」も大きく変化しているのではないか。「内」で言えば、高度・複雑になってきた年金資産を運用する人材の確保や厚生労働省が準備している「見える化」への対応。「外」では、多様化するオルタナティブ投資への取り組みや「金利のある世界」に入ったことで発生したインフレへの対応。こういった内外の課題に企業年金がどう向き合っているのか。今回、ラッセル・インベストメントとJ-MONEYが共同でアンケート調査を行った。調査は大きく2部構成で、管理体制と運用体制について尋ねた。
■図表1 ラッセル・J-MONEY共同調査「2025年アセットオーナー運用体制アンケート」

【パネリスト】ラッセル・インベストメントトータル・ポートフォリオ・ソリューション本部
エグゼクティブコンサルタント、コンサルティング部長
谷口 和歌子氏
【パネリスト】ラッセル・インベストメントトータル・ポートフォリオ・ソリューション本部
シニアコンサルタント、TPSコンサルティング部長
高橋 克典氏
【コーディネーター】J-MONEY 論説委員(朝日新聞企業年金基金・前常務理事)
阿部 圭介氏
まず管理体制全般について「満足度」を聞いたのが【図表2】。スチュワードシップ活動をのぞいて、おおむね満足度は高い結果となった。
■図表2 管理体制に対する満足度

このうち「ガバナンスと意思決定」について、その課題認識を尋ねた結果が【図表3】。ここで目につくのが、「関係者の運用知識の確保/向上」を課題として挙げている数字が非常に高いこと。管理体制全般についての認識と、個別項目との間で随分ギャップがあるようだ。まず谷口さん、ここをどう受け止めればよいのか。
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