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ブルー・アウル・キャピタル 未上場のファンド運営会社に投資し、安定したインカム収益の獲得を目指す「GPストラテジック・キャピタル戦略」
プライベート資産投資におけるリーディングカンパニーとして名高いブルー・アウル・キャピタル。同社のユニークかつ安定したオルタナティブ資産運用を長年にわたり支える主軸の一つが、優良な未上場のファンド運営会社(GP、ジェネラル・パートナー)を投資対象とする『GPストラテジック・キャピタル戦略』だ。いったいどのような戦略なのか。来日したブルー・アウルの共同社長兼取締役であるGPストラテジック・キャピタル部門責任者 マイケル・リース氏に話を聞いた。
未上場GPでは3つの背景から資金調達ニーズが高まっている

ブルー・アウル・キャピタル
共同社長兼取締役
GPストラテジック・キャピタル部門責任者
マイケル・リース氏
『GPストラテジック・キャピタル戦略』は、どのような背景で生まれたのか。
リース 同戦略の中核をなす、GPステークス(ファンド運営会社への出資)ビジネスはブルー・アウルの創業前、2010年に始まった。当時のオルタナティブ資産運用業界では、ブラックストーン社、KKR社といった一部の大手ファンド運営会社が上場し成功をおさめる一方、それ以外の多くのファンド運営会社は小規模経営であったため上場できず、外部からの出資機会が限られていた。我々はこうしたGPの資本ニーズに投資機会を見出し、長期的成長を後押しする存在を目指した。
GPは主に3つの理由で資金を必要としている。1つ目は、「GPコミットメント(ファンド運営会社自身の出資)」への対応だ。通常GPがファンドを組成する場合、リミテッド・パートナー(LP)と呼ばれる機関投資家や富裕層の個人投資家のみならず、GP自身も一定割合の資金を拠出し、元本に充てる。LPと運用者であるGPの利害を一致させるためだ。
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