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年金資産運用・基礎の基礎 【プライベートアセット再整理】第9回 ポートフォリオどう構築【後編】〜まず全体構想。その後に個別ファンド吟味
プライベートアセット(PA)のポートフォリオを実際にどう構築するか。今回は3回シリーズの後編として、実務上で常に意識すべきポイントについて山浦厚能さんに伺っていきます。
ビンテージ分散と投資額の推移
前回の中編では、PA投資はいわば「農業」で毎年着実に「仕込む」こと、すなわちビンテージ分散が何より大事、というお話でした。
山浦 そうです。PA投資におけるポートフォリオ構築の要諦が、ここに詰まっています。今回の後編では、実務に落とし込む際に意識しておくべきポイントを押さえて、前回の議論に肉付けしてみたいと思います。
【図表1(前回の再掲)】PEファンドの投資進捗とNAV倍率(累積)

中編では、クローズドエンド型ファンドの時価は時間の経過とともに【図表1】のように推移することをお示ししました。ビンテージ分散の重要性を認識いただけたと思います。今回は、このビンテージ分散とNAV(純資産価値)との関係性をもう少し掘り下げてみます。
ポートフォリオ「成熟」までに10年
例えば毎年10億円をコミットすると、ポートフォリオの時価はどのように推移するのか。【図表2】をご覧ください。
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