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DC運営 基礎の基礎〜担当2年目「必修科目」 【第1回】企業型DCあくまで「年金」〜財形と混同しがちだが「老後の備え」が目的
おかげさまで「DC運営 基礎の基礎」も連載2年目に入りました。新米の担当者だった阿部君もDC2年生。今回から「担当2年目の『必修科目』」を勉強していきます。木須先生、引き続きよろしくお願いします。
「会社用意の投資口座」という誤解
一応「2年生」になりましたが、読者の中には「1年生」もいるはず。今年度もやさしく、分かりやすくお願いします。
木須 はいはい。でも今年度は、より実務的で具体的な課題について一緒に考えていきましょう。まずは、改めて人事制度、福利厚生制度の中での企業型DC制度の位置づけについて。阿部君、あなたの会社はなぜ企業型DC制度を提供しているのでしょうか?
うーん……。改めて聞かれると、少し答えに詰まりますね。社内では「社員の資産形成を支援する制度」という説明をすることが多いです。税制優遇もありますし、長期の積立投資を促す制度だという理解はされています。ただ、人事制度の中でどう位置づけるかという点になると、正直なところ「福利厚生の一つ」という以上に意識はしていません。多くの社員にとっても「企業年金」という意識はあまり強くなく、「会社が用意してくれている投資口座」というイメージに近いような気がします。
木須 そうですね。制度上はあくまで老後の資産形成のための「年金制度」。しかし感覚としては、財形貯蓄制度などの他の福利厚生制度と混同されやすのが実態です。改めて企業型DCと他の制度を整理してみましょう。
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