前回第5回までにPE(プライベートエクイティ)、PD(プライベートデット)、不動産、そしてインフラというプライベートアセットの代表的な資産について説明してきました。第6回の今回は、こうしたプライベートアセットは日本の企業年金の間でどれほど普及しているのか。それはどういった背景によるのか。そして今後、投資にあたってどういった点について留意すべきか。ラッセル・インベストメントの山浦厚能さんに解説していただきます。

2001年度:4.5%→2024年度:77.2%

J-MONEY Onlineの連載企画「知りたい!隣の企業年金」でこれまで、全国約40の企業年金を取材してきました。その中で、プライベートアセットを中核とするオルタナティブ投資がゼロという企業年金は1社だけだったと記憶しています。

山浦 随分普及が進んでいるとの実感はありますね。ちなみに、企業年金連合会が行なった実態調査結果(2024年度速報値)によると、2001年度ではオルタナティブに投資している企業年金の全体に占める割合は4.5%だったのが、2024年度には77.2%にまで上昇しています。

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