2025年1月23日、J-MONEYカンファレンス「2025年の市場変動と新時代のポートフォリオとは?」がベルサール東京日本橋で開催された。冒頭で野村證券チーフエコノミストの森田京平氏が特別講演し、「2025年の主要国の経済では米国と日本を強気で見ている一方、中国には慎重姿勢」などと述べた。パネルディスカッションでは「ボラティリティ拡大期における資産運用」をテーマに、企業年金基金の常務理事やベテラン・コンサルタントが長期視点での運用哲学や戦略を議論した。
特別講演これから1年、世界経済はどう動く? トップエコノミストの目線
米国経済は減速しても後退せず。日本は景気と物価が「国産化」
日本に関しては私ども、決して悲観していない。むしろ大きな局面転換の過程にあると考えている。2025 年ないしそれ以降の日本経済を見通した時、大きな仮説として「景気と物価の国産化」を挙げたい。これは日本経済にとっての大きなチャレンジであり、ポジティブな可能性を示している……
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スポンサーセッションミューズニッチ・ジャパン
クレジット投資の専門家が見据えるオルタナティブ・レンディングの投資機会
ミューズニッチ社は、クレジット投資に特化した老舗グローバル・クレジット・ファームであり、運用資産残高約5兆3700億円を有している。近年、引き合いが伸びているオルタナティブ・レンディング市場において、今後数年にかけて注目すべきと当社が考える投資機会を紹介する。はじめにご紹介したいのが、「ジョイントベンチャー・パートナーシップ」と「パラレルレンディング・パートナーシップ」というローン戦略である……
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スポンサーセッションワールド ゴールド カウンシル
先行き不透明なマクロ環境下で多様なリスクヘッジを実現する金
なお、近年の金価格上昇を語る上で無視できないのが中央銀行の存在だ。中央銀行セクターは2009年までの約20年間にわたり金を売却していたが、2010年より買いに転じた。2011年から2021年までは毎年平均で400トン前後を購入し、2022~2024年は1000トンを超えた。中央銀行の金購入目的は外貨準備の安全性・安定性を維持・向上させるためであり、その中でも特に期待される役割が2つある……
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パネルディスカッションボラティリティ拡大期における資産運用を考える
投資機会を柔軟に取り込む体制が重要〜リスク分担型に移行した日立建機企業年金基金の哲学と行動
(佐々木)従来DBでは低リスク運用を標榜して予定利率は1.5%だったのを、リスク分担型はキャッシュバランスプラン制度の想定利回りである2.5%に引き上げ、閉鎖型は給付原資を十分に確保できていることから0%に引き下げた。制度改定を自分なりに総括すると、その成果あるいは効果は順不同で4点ほどあると考えている……
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