特別講演
ヘッジファンド投資再考~不確実性時代のヘッジファンド投資の意義を考える~

現在の投資環境は、金利が低くマーケットの変動も小さい従来の超低金利環境とは異なる“運用難”だと考える。それを示す事象の一つが、短期金利より長期金利のほうが低くなる「逆イールド」だ。株式などのリスク資産は、逆イールドが示す将来の景気後退懸念により相場は不安定化し、価格の下落に伴い市場リターンはマイナス方向に進んでしまう懸念がある。
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金武伸治氏

ラッセル・インベストメント
金武 伸治氏

アムンディ・ジャパン【スポンサーセッション】
意図せぬリスクの影響を極力抑えてダウンサイドに強い運用を実現

「サンドラー・米国株式ロング・ショート戦略」の運用実績を株式マーケット・ニュートラル戦略指数と比較してみると、株式マーケット・ニュートラル戦略が苦戦する局面で、当戦略は相対的に好成績を上げていることが分かる。株式マーケット・ニュートラル戦略は、いわばショート・ボラティリティ戦略であることから、相場の混乱時などボラティリティが上昇する際には当戦略が優位となるようだ。
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森田 直久氏

アムンディ・ジャパン
森田 直久氏

ブルーベイ・アセット・マネジメント【スポンサーセッション】
上昇相場と下落相場の両局面に対応できる2つの債券ヘッジファンド戦略

当戦略の米金利デュレーションの推移を見ると、プラス10年からマイナス10年まで、ロング・ショートにしっかり振れていることが分かる。トランプ・ラリーによって米金利が跳ね上がった2016年には、デュレーションをしっかりマイナスに振っていた。2021年も、米国はまだ利上げに踏み切っていなかったが、それ以前からインフレ率が上昇しつつあったため、近いうちに利上げが始まるはずと見込んで、やはりデュレーションをしっかりマイナスにまで引き下げていた。
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大川畑 聡氏/麻生 航氏

ブルーベイ・アセット・マネジメント
大川畑 聡氏/麻生 航氏

GCMインベストメンツ×農林中央金庫×農中信託銀行【スポンサーセッション】
日本株式に特有なαの源泉を生かす機関投資家も注目の日本株式ヘッジファンド

日本株式ヘッジファンドの利点は、まず為替ヘッジコストがかからないことだ。昨今のように、米国の短期金利が上昇して調達コストが拡大する局面においては、円建てで投資できるメリットは非常に大きい。日本株式ヘッジファンドは現状、レバレッジが低い傾向にあるため、リスクウエイトを低位に抑えられる点も、グローバルなヘッジファンドに対しては優位となる。
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北林 三太郎氏/坪井 芳親氏/長谷川 英俊氏

GCMインベストメンツ 北林 三太郎氏
農中信託銀行 坪井 芳親氏
農林中央金庫 長谷川 英俊氏

パネルディスカッション
激動時代のヘッジファンド戦略を考える

日本株投資でアルファを狙う戦略として、ヘッジファンドをどう活用するかは大事な視点だと思う。当基金では2016年度からヘッジファンドに投資している。当初はインフラやプライベートエクイティ(PE)、不動産のファンド・オブ・ファンズ(FOF)だった。FOFはコストが高いと言われるが、結果には満足しているし、各分野の専門家の運用判断は勉強になった。
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野手 弘一氏/金武 伸治氏/阿部 圭介氏

三井住友銀行企業年金基金 野手 弘一氏
ラッセル・インベストメント 金武 伸治氏
J-MONEY論説委員 阿部 圭介氏