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RBCブルーベイ 東京オフィス開設20周年記念パーティー 「グローバル市場のマクロ経済見通しと運用戦略」 米国経済の成長は2026年に向けて加速〜高市氏の政策はインフレを強める恐れ〜
RBCブルーベイ・アセット・マネジメントは2025年11月21日、東京都内で東京オフィス開設20周年記念パーティーを開催した。「グローバル市場のマクロ経済見通しと運用戦略」と題した講演で、債券部門最高投資責任者(CIO)であるマーク・ダウディング氏は「人工知能(AI)投資ブームが追い風となって、米国経済の成長は2026年に向けて加速する」と分析した。また、債券部門のエマージング市場責任者のポリーナ・クルドヤフコ氏が「エマージング債券市場の見通し」を解説した。
マーク・ダウディング氏講演
AI投資は2026年、3000億ドルへ

米国経済については減速するとの見方も多いが、2026年に向けて今後数ヶ月はむしろ成長が加速するとみる。最大の理由は米国でのAI関連の設備投資。2025年は約750億ドルだが、2026年には3000億ドルにまで拡大する見通しという。
米雇用者数の伸びが減速しており、労働市場の軟化が懸念されているが、これは移民政策の影響。失業率は安定している。AIによる雇用への影響は長期的なストーリーと考えている。
トランプ大統領が打ち出した関税政策によって、米国の関税収入は約4000億ドル増加するとみている。これは米国GDPの1.3%に相当する。インフレへの影響は関税政策導入から3、4四半期後とされ、今後加速するとみられる。
FRBの利下げは2026年に停止か
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