J-MONEYカンファレンス「市場環境の『変革期』が創り出すプライベートアセット運用の新たなチャンス」が2024年9月26日、東京・日本橋のベルサール東京日本橋で開催された。米国大統領選挙と金融市場への影響を占う特別講演の後、ダイレクト・レンディング、脱炭素関連投資、さらにはPEセカンダリー投資など、機関投資家の関心が非常に高いプライベートアセット運用のセッションが続いた。最後のパネルディスカッションでは、企業年金の立場から見たプライベート投資の最新事情を議論した。

特別講演米国大統領選挙の行方と金融市場への影響
予想以上に大きい「トランプ・リスク」

トランプ候補が勝っても負けても、世界および日本への影響、つまり「トランプ・リスク」は多くの人が考える以上に大きいということだ。ここで一番重要な点は、現在の2大グローバルパワーのうちの中国経済の成長率が低下し、米中間のパワーバランスに変化が起きていることだ……
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木内 登英氏

野村総合研究所
エグゼクティブ・エコノミスト
木内 登英氏

スポンサーセッションアムンディ・ジャパン
アセット・ベース・レンディングが景気後退期にも利回りを補完する

ファースト・イーグルでは、セクターごとに特化したオリジネーションを実現している。テクノロジーやヘルスケアなど景気後退期でもある程度、安定した資金需要が見込めるセクターを重視し、各セクターに強みを持つ中堅規模のPE運用会社と共同で案件を構築していく。運用会社によっては地域別に担当者を付けるケースも多いが、ファースト・イーグルではあえてセクター別に担当者を割り当てることで、ソーシングの専門性を高めている……
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前田 隆氏

アムンディ・ジャパン
運用本部 インベストメント・ソリューション部
インベストメント・スペシャリスト
前田 隆氏

スポンサーセッションUBSアセット・マネジメント
プライベート・アセット運用の新潮流蓄電、運輸のエコ化にみる脱炭素の投資機会

我々はプライベート・アセットの投資テーマとして長期トレンドとなりうる4つの「D」、すなわち脱炭素(Decarbonization)、デジタル化(Digitalization)、人口動態の変化(Demographic change)、脱グローバル化(Deglobalization)に注目している。本日は、ひとつ目の「脱炭素」(Decarbonization)の中で、UBSが足元で取り組む最も新しい投資テーマについてご紹介したい……
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早川 達氏

UBSアセット・マネジメント
不動産&プライベート・マーケッツ部長
マネージング・ディレクター
早川 達氏

スポンサーセッションGCMインベストメンツ
主として中小型ファンドを対象に差別化されたセカンダリー投資を実行

我々のセカンダリー取引における強みとして、ひとつには競合他社の少なさが挙げられる。GCMグロブナーがアドバイザリー・ボードの議席を有するファンドのうち75%は、セカンダリー取引も行う運用会社がゼロ、もしくは1社しか参入していない状況だ。情報の優位性を生かしながら、差別化された形で独自の案件を手掛けることが可能となる……
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駒田 智彦氏

GCMインベストメンツ
代表取締役社長
駒田 智彦氏

トークセッションプライベート投資の最新事情〜企業年金が今、考えていること
ゲートキーパー活用し超分散投資〜ファンド230本を2人で運用する総合型企業年金「JJK」

(阿部)JJKが標榜する「カスタマイズドポートフォリオ」のメリットはどういったものなのか。(岡野)ファンドの選定に始まって、投資タイミングを図ることやモニタリング、レポーティングなど、これだけのファンド数だととても1本1本ごとに対応できない。そこを任せられるのは大きい。なにより、プライベート資産に付きまとうキャッシュコントロールの負担が大幅に軽減されている。……
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パネラーの皆さん

パネラーの皆さん