J-MONEYカンファレンス「2025年どうなる世界経済 どう見る日本経済と金融政策」が2024年10月30日、東京・日本橋のベルサール東京日本橋で開催された。第一生命経済研究所の藤代宏一氏が「世界をけん引する米国経済は引き続き堅調で、景気後退の可能性は低い」などと特別講演。その後、「ポートフォリオ構築の検討ポイント」「日本株エンゲージメント投資」「優先証券」についてのセッションがあった。またパネルディスカッションでは、ボラティリティーの一層の拡大が懸念される2025年以降、企業年金として「リスクを抑えながら一定のリターンを獲得する方策」をどう構築するかなどについて議論を深めた。

特別講演
米国経済は減速の一方、景気後退リスクは低い

トランプ氏が大統領に再選された場合に懸念されることとしては関税の問題がある。とりわけ自動車への関税で現在の関税率は2.5%。2016年にトランプ氏が最初に大統領選挙に勝利した時も「関税を引き上げるぞ」と叫んで当時は相当警戒されたが、交渉の末に日本からの自動車に関しては関税引き上げがいったん見送られた……
記事を読む >>

藤代 宏一氏

第一生命経済研究所
経済調査部 主席エコノミスト
藤代 宏一氏

スポンサーセッション野村アセットマネジメント
モニタリング強化とPA活用でアセットオーナー・プリンシプルに対応

野村アセットマネジメントでは、世界の有力なオルタナティブ運用会社が提供するファンドを組み合わせ、様々なお悩みを持つお客様に最適なソリューションをワンストップで提供するプラットフォーム「野村オルタナティブコネクト」を構築中だ。PA投資はこれまで、企業年金や金融法人、学校法人など機関投資家の皆様を中心に展開してきた……
記事を読む >>

髙城 一也氏

野村アセットマネジメント
プライベートソリューション部
シニア・マネージャー
髙城 一也氏

スポンサーセッションプリンシパル・グローバル・インベスターズ
「優先証券」でヘッジ外債部分のパフォーマンスの改善をサポート

年金基金をはじめとした機関投資家の皆様との対話から、債券ポートフォリオの課題としてヘッジ外債部分のパフォーマンス低迷を挙げる方が多いと感じる。この問題を解決するアイデアの一つとして、優先証券の優れたリターン特性や魅力的な運用実績をご紹介したい……
記事を読む >>

長谷川 華子氏

プリンシパル・グローバル・インベスターズ
営業部部長 セールス・ディレクター
長谷川 華子氏

パネルディスカッション2025年以降を見据えた企業年金の運用戦略を考える
「資産」配分より「リスク」配分を重視〜「リーマン」教訓、マイナス運用回避のJTB基金に学ぶ

(松尾)2030 年度ぐらいまで給付超過額が毎年かなりの額になる。少なくとも毎年相当額のキャッシュアウトが発生する。こういった状態でマイナスリターンが発生すると、そのマイナス幅を回復するためにはより大きなリターンが必要になる。いったん大きな損失が出るとポートフォリオに致命的な影響を及ぼしてしまう。(阿部)企業年金の資産運用にとっての「致命傷」を避ける方策として、「リスクファクターベース」のポートフォリオ管理が導入されたわけか……
記事を読む >>

パネラーの皆さん

パネラーの皆さん