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欧州では政治的リスクが後退

ネット独自記事

コムジェスト・グループ

「スイートスポット」の世界の株式市場
欧州では政治的リスクが後退

2017年08月15日

来日したコムジェスト・グループCEO(最高経営責任者)兼CIO(最高投資責任者)のアルノー・コッセラ氏に、世界と欧州株式市場の見通しや成長を期待する企業などを聞いた。
(取材日:2017年7月4日)


コムジェスト・グループ
CEO兼CIO
アルノー・コッセラ氏

──世界の株式市場の現状と先行きをどう見ているか。
コッセラ
 各国中央銀行の金融緩和によってデフレリスクは遠のき、企業業績が伸びるなど、世界の株式市場はいま、“スイートスポット”に入っている。

──欧州株式市場はどうか。
コッセラ
 欧州では、ポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭が不安視されていた。しかし、2017年に行われたオランダとフランスの国政選挙において、ポピュリズム政党の党勢拡大を防ぎ、政治的リスクが後退したのは欧州株式市場にとってもプラス材料だ。失業率の大幅改善などによって消費者マインドが上向いていることと、欧州企業の売上の30%を占める南米やロシアといった新興国の経済が復調していることもプラス材料といえる。

 債券の利回りが低迷するなか、バリュエーションが魅力的な欧州株式の評価が高まっている。2017年に入ってから欧州株式に資金を振り向ける動きも目立つ。

──欧州におけるESG(環境・社会・ガバナンス)投資の広がりは。
コッセラ
 国によって温度差はまちまちだが、北欧やフランスを経て他の欧州諸国にも広がっている。1980年代~2000年初頭生まれのミレニアル世代は、他の世代に比べてESG投資の関心が高い。パフォーマンスだけでなく、社会や環境へのインパクトも投資判断の重要な要素と考えている。

──コムジェストの強みはどこか。
コッセラ
 長期投資を実践できる独立系の運用会社であることと、我々の基準に適した質の高い成長企業(クオリティ・グロース企業)に厳選投資していることだ。投資先企業のビジネスや経営陣のことをよく理解しているので、短期的なノイズに振り回されることがなく、安定したリターンを投資家に提供できている。

──クオリティ・グロース企業として期待している企業は。
コッセラ
 ファストファッションブランド「ZARA」を展開するスペインのインディテックスになる。わずか4週間で新商品を開発し、店頭に陳列するスピードが強みだ。もう1つは同じくスペインのアマデウスだ。航空会社向けの予約システムなどを提供する世界有数の旅客サービスシステムのプロバイダーである。最後がフランスのエシロールになる。同社は世界大手のレンズメーカーであり、世界全体で4割のシェアを誇る。高齢化や新興国の中間所得層の増加によって持続的な成長が期待できるだろう。